三徳山三佛寺

国宝投入堂

現在、参拝登山が可能です

入山心得を良く読み、ご参拝ください。(正式な開山法要4月1日)
更新:2024/03/18 07:56

参拝登山について詳しくは 参拝登山・入山料をご覧下さい。

三徳山三佛寺境内(三佛寺奥院国宝投入堂・三徳山行者道や本堂等)とその近辺は

無人航空機(ドローン)飛行禁止区域です。

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三徳山三佛寺は天台宗修験道三徳山法流の寺である。鳥取県のほぼ中央、中国山脈の脊梁部北側に位置し、周囲は高い山々に囲まれ変化に富んだ渓谷美を見せる。断崖絶壁や大岩窟が入り乱れ四季折々の美しい景観を呈し、一帯は史跡名勝に指定されている。

三佛寺 縁起



 三徳山三佛寺さんぶつじは、標高899.9mの三徳山にある天台宗の古刹である。

 麓に輪光りんこう正善しょうぜん皆成かいじょうの三院、そして本堂の裏の宿入しくいり橋を渡ると、背後にそびえる輝石安山岩とその集塊岩の急な北斜面を利用して、 文殊堂もんじゅどう地蔵堂じぞうどう納経堂のうきょうどう投入堂なげいれどうといった多数の国宝や重要文化財の建造物、鐘楼、観音堂かんのんどう元結掛堂もとゆいかけどう不動堂ふどうどう、十一面観音堂等が建てられている。

 三佛寺の由緒は明確ではないが、寺伝によると、慶雲三年(706)役小角えんのおづぬが三弁の蓮花を散らしたところ、その一弁がここに落ちたので(ほかは伊予石槌山と吉野) 堂宇を建てて修験の行場にしたといわれている。 三徳山奥の院「投入堂」は役の行者が法力で投入れたとされ、 建立方法については、今もなお謎のままである。

 平成十三年(2001)、奈良文化財研究所が行った年輪年代測定によって、 投入堂は平安時代後期(1086~1184)に建てられ、 納経堂も投入堂と同時期に建立されたことが判明した。

 嘉祥二年(849)、慈覚大師じかくたいしによって伽藍がらんが建立され、 阿弥陀・釈迦・大日の三尊を安置したので三佛寺といわれるようになったという。 ただし、慈覚大師の来山は史実には明らかではない。源頼朝、足利義満ともに同寺を尊崇し、盛時は38寺49院を数えたというが、 兵火によりその多くを焼失した。

 ※2002年発行『鳥取県文化観光事典』から抜粋

三徳山の自然



 東伯郡三朝町東部、鳥取市鹿野町との境付近に位置する標高899.7mの霊山。北と南をそれぞれ西に向かって流れる三徳川と小鹿川に挟まれた山塊の中心にあり、山頂から東西に緩い傾斜の稜線が幅狭く延びる。稜線の山腹、とくに北面は開析が進み急峻な斜面に深い谷が形成されている。

 山体は、鮮新世の三朝層群に含まれる三徳山安山岩類と呼ばれる溶岩と、その下層の中新世鳥取層群に属する安山岩質凝灰角礫岩で構成されている。北面の標高約500m地点にある国宝の投入堂は、凝灰角礫岩と溶岩との境界部にできた天然の窪みを利用して建立されており、凝灰角礫岩の急崖を足場として、お堂の上には柱状節理の発達した安山岩溶岩が覆いかぶさるように張り出している。北面の麓を流れる三徳川流域では、凝灰角礫岩に礫岩層や泥岩層・砂岩層が挟まれており、ここから広葉樹・針葉樹を含めた多様な植物化石が産出する。三徳型植物群と三朝成植物群が認められており、いずれも日本の後期中新世を代表する貴重な化石植物群となっている。

 三徳山の麓の三佛寺から投入堂まで、途中鎖伝いの箇所もある急峻な登山道があり、これを登る参拝客や観光客も多い。三徳山は、昭和9年(1934)に国の名勝及び史跡に指定されており、併せて今もなお自然が手つかずの状態で保全されている。三朝東郷湖県立自然公園に含まれる。

 ※2002年発行『鳥取県文化観光事典』から抜粋

三徳山の植物



 三徳山には、本堂裏(標高300m)から山頂(標高900m)まで、広大な原生的自然林が残っており、照葉樹林帯(ウラジロガシなど)から冷温帯落広葉樹林帯(ブナなど)が人工林で分断されることなく連続する県内でも貴重な区域を形成。

 絶滅危惧植物も多く(ハコネシダなど)、なかには「ミトクナデシコ」などの三徳山の名を冠した植物もある。

修験の世界



 三徳山には、裏行場(投入堂手前~神倉)、上段行場(投入堂上部の急峻な岩場の周辺)、中段行場(投入堂手前から絶壁・洞窟を経て仙人岩へ)、下段行場(宿入橋~投入堂)の4箇所の行場があったとも伝えられる。

投入堂


今も伝説が語り継がれる神と仏が宿る山
そして断崖絶壁に立つ国宝

投入堂 縁起



 役行者が投げた蓮の花びらの1枚は神仏にゆかりのあるところに舞い落ちました。

 三徳山がこの一つです。役行者が三徳山を訪れた時、その山のふもとでお堂をつくりました。役行者は法力でお堂を手のひらに乗るほどに小さくし、大きな掛け声と共に断崖絶壁にある岩窟に投入れたと言われています。このことから「投入堂」と呼ばれるようになりました。

投入堂の魅力



 

 写真家土門拳をして「日本第一の建築は?と問われたら、三佛寺投入堂をあげるに躊躇しないであろう。」といわしめた、軽快で洗練された姿は四季折々に変わる周囲の自然とあいまって、私たちに限りない魅力をあたえる。

 しかし、投入堂だけでなく、小規模ながら険しい地形に建立された数々の建物群や特異な植物相など、三徳山には、私たちを引きつける様々な魅力が溢れている

役行者とは



 

 7~8世紀に奈良を中心に活動していたと思われる修験道の開祖とされている人物です。

 「役小角えんのおづぬ」がその本名であると言われ、ほかに「役優婆塞えんのうばそく」、「神変大菩薩じんぺんだいぼさつ」、「山上様さんじょうさま」などの呼び名があります。もっと も、役行者が、7~8世紀に実在したことは確かなようですが、生没年など詳しいことは不明です。役行者にまつわる伝説は大変多く残されており、それらが記された書物なども数多く伝わっています。それら伝説のなかで、役行者は、不思議な力を駆使して空や野山を駆けめぐり、鬼神を自在にあやつった人とされています。

 役行者とは、数々の不可思議な事績を残した偉大な修行者、修験道の開祖として崇められてきた存在です。

三徳山入峰修行(投入堂参拝登山)


三徳山行者道を輪袈裟を掛け
投入堂手前まで参拝します

現在の三徳山入峰修行(投入堂参拝登山)


現在、参拝登山が可能です

入山心得を良く読み、ご参拝ください。(正式な開山法要4月1日)
更新:2024/03/18 07:56

受付時間は8時から15時(下山時間16時30分)
境内地のドローン等の飛行は禁止されています

参拝登山の注意点


 

 三徳山は修行の場所であり、木の根や岩をよじ登る等、場所によっては多少険しい箇所がございます。事故防止の為、警察の指導を受けながら入山許可を下ろしています。指示に従って頂けない場合や危険と判断した場合は、入山をお断りする場合がありますのでご注意ください。

 また、滑落事故等が多発の為、参拝登山をご希望の方には入山の際に、主に服装と靴のチェックを受けて頂きます。スニーカーなどでは入山許可が下りないことがありますので、金具の付いていない登山用シューズが一番確実です。靴が理由で入山許可が下りない場合、わらじ(有料)に履き替えて頂くことで入山許可が下りる場合があります。

  • 投入堂参拝受付時間は8時から15時(下山時間16時30分)。参拝時間外は閉門致します。
  • 雨や雪などにより、当山が危険と判断した場合は入山禁止になります。(例年ですと冬の間、12月~3月ぐらいまでは積雪の為入山禁止になっております)
  • 境内山内はすべて国指定史跡及び吊勝であり、動植物の採取厳禁です。
  • 喫煙厳禁。また線香、ローソクなどの火気類も使用厳禁です。
  • 山内での食事はご遠慮ください。ゴミは各自持ち帰っていただくようにお願いします。御札やお供え物は置かないようにしてください。
  • 投入堂へ参拝をされる際には、必ず二人以上、また両手が使えて運動のしやすい格好でおこしください。
  • スカート・かかとの高い靴・革靴・サンダル・スリッパ・滑りやすい靴、また底にスパイクや金具の付いた靴などの登山用シューズや・ピッケル・ス トックや杖(山道、木の根を傷める為)、 そのほか参拝や修行に適していない格好の方は投入堂参拝受付ができません。幼児は登山できません。
  • 酒気帯び、体調の悪い方、医者から運動を止められている方等の登山はご遠慮ください。
  • ペットの持ち込み、大声や奇声を発する等、他の参拝者の方々に迷惑がかかるようなことはしないようにしてください。
  • 立ち入り禁止となっている場所や危険な場所、また投入堂参拝登山道以外の場所へは入らないようにお願いします。
  • 投入堂参拝受付時に輪袈裟(わげさ)をお貸しします。必ず輪袈裟をしてご参拝ください。

三徳山行者道は三佛寺の境内であり、道中は修行・参拝の為の道です。文化財保護法ならびに上記の項目・指示に従っていただけない方は入山をお断りします。

志納金(三徳山保全協力金)


区分 投入堂参拝登山料

入山志納金
入山志納金
大人 1,200円 400円
小人(小、中学生) 600円 200円
団体大人(20人以上) 1,150円 350円
団体小人(20人以上) 550円 150円
投入堂参拝登山の方は、三徳山受付案内所にて入山志納金(例 大人400円)をお納め頂き、投入堂参拝登山受付にて投入堂参拝登山料(例 大人800円)をそれぞれお納めください。
尚、ご祈祷・月参りの方は、その旨を受付案内所へお申し出下さい。
※ 令和2年6月1日より改定されました。
※ この志納金は、諸堂の維持管理・修理等に使用させていただきます。
※ 入山志納金には、宝物殿入館料も含まれております。ぜひお立ち寄りください。

御祈祷・修行体験・研修


御祈祷



 

各種御祈祷を執り行うことができます。詳しくはお問い合わせ下さい。



修行体験




火渡り行
詳細を見る

研修



 

 上記修行体験を組み合わせて各種団体の研修などを行う事が出来ます。集団生活を通して、個々の意識改革などを目的として、社員研修などにもご利用頂いております。

 又、宿坊をご利用頂くことにより、境内で完結する形での研修も可能です。お気軽にお問い合わせください。

年中行事




年中行事




元旦

修正会・初詣・初護摩供

2月3日

節分・星祭(豆まき)

4月1日

慶雲入峰(山開き)

4月18日の次の日曜日

春会式(三徳縁・内護摩)
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7月18日

夏会式(大般若会・内護摩)
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8月16日

万灯会・盆踊り

10月最終日曜日

秋会式
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大晦日

除夜の鐘(かに汁・とち餅ぜんざい・竹酒無料接待)

毎月18日

毎月例護摩祈祷会
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問い合わせ・アクセス


お問い合わせ

『御祈祷の問い合わせ』 受付時間:8時~17時
 三徳山本坊三佛寺:(0858)43-2666
 参拝登山が可能かどうかは参拝登山・入山料の部分をご覧下さい。

『観光・旅館の問い合わせ』 受付時間:8時~17時
 三朝温泉観光協会:(0858)43-0431

『宿坊・精進料理(寺院)』 受付時間:8時~17時
 ※宿坊・精進料理は要予約
 三徳山輪光院:(0858)43-2667
 三徳山正善院:(0858)43-2668
 三徳山皆成院:(0858)43-2882

『三徳山内茶店(山菜料理など)』 受付時間:8時~17時
 みとく苑 (0858)43-2662
 谷川天狗堂 (0858)43-2663
 みとく茶屋 (0858)43-0743

地図

拡大地図

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